こたちの読書ブログ

19世紀英国文学好きの読書記録

W・コリンズ傑作選5『ノー・ネーム』|結婚詐欺に失敗した娘は場末の宿で……

ウィルキー・コリンズ傑作選Vol.5 『ノー・ネーム』上・中・下のうちの下巻の感想を綴ります。 中巻の感想はコチラ↓ www.jpvictorian.com 『ノー・ネーム』(下)あらすじ 父の遺産を取り戻すため、偽名を名乗り断腸の思いでノエル・ヴァンストンと結婚した…

W・コリンズ傑作選4『ノー・ネーム』|復讐相手と結婚?騙し合いの末勝利したのは…

ウィルキー・コリンズ傑作選Vol.4 『ノー・ネーム』中巻のあらすじと感想を綴ります。上巻の記事はこちら↓ www.jpvictorian.com 『ノー・ネーム』(中)あらすじ 姉の元から逃げ出したマグダレンは資金稼ぎのため、持ち前の演劇の才能を活かし、詐欺師のラッ…

W・コリンズ傑作選3『ノー・ネーム』|全財産と姓を奪われた娘が大胆な方法で復讐に挑む

ウィルキー・コリンズ傑作選vol.3 この作品は上・中・下の3巻に分かれています。今回は上巻の感想を綴ります。 ja.wikipedia.org 『ノー・ネーム』(上)あらすじ 19世紀英国、南西部のサマセットに暮らすヴァンストン一家は父、母、娘2人の4人家族。裕福で…

ヘンリー六世|英国視点の百年戦争&薔薇戦争の勃発、激化までを描く三部作

シェイクスピアを人気劇作家へと導いた超大作『ヘンリー六世』 とても分厚い戯曲。予備知識ほぼゼロの状態で歴史劇を読むのは大変でした。 第一部、百年戦争の終息 ヘンリー六世 シェイクスピア全集 19 (ちくま文庫 し 10-19)作者:W. シェイクスピア出版社/…

W・コリンズ傑作選2|恐怖譚『幽霊ホテル』、息抜きに読めるコメディ『ならず者の一生』

ウィルキー・コリンズ傑作選Vol.2 ウィルキー・コリンズ傑作選〈Vol.2〉作者: ウィルキーコリンズ,佐々木徹,Wilkie Collins,甲斐清高,板倉厳一郎出版社/メーカー: 臨川書店発売日: 2000/04/01メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 傑作選の第2巻の感…

女王ヴィクトリア2|クリスマス前後編

女王ヴィクトリア9話&10話 王室のクリスマス クリスマスといえばやっぱり、アルバートのクリスマスツリーのエピソードが有名ですよね。クリスマスにツリーを飾る風習は元々ドイツのもので、英国にもたらしたのはアルバート。側近に任せず自分で木を切り倒し…

オスカー・ワイルド「犯罪者」にして芸術家|ヴィクトリア朝に生きた男色家

オスカー・ワイルド「犯罪者」にして芸術家 オスカー・ワイルド「犯罪者」にして芸術家 本書を手に取ったきっかけ 本書のテーマ 本書の見どころ 罪深きソドミー法 ワイルド最愛の恋人、ダグラス卿 どこでもロマンス ワイルドの死因 まとめ 本書を手に取った…

アントニーとクレオパトラ|気まぐれな性格が災いして恋人を破滅に導いた悲劇の女王

ちくま文庫シェイクスピア全集から シェイクスピア全集21 アントニーとクレオパトラ (ちくま文庫)作者: W.シェイクスピア,William Shakespeare,松岡和子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/08/09メディア: 文庫この商品を含むブログを見る アントニー…

ウィルキー・コリンズ傑作選vol.1『バジル』|身分違いの恋の末、秘密結婚した2人に降りかかる災難とは

ヴィクトリア朝を生きた小説家ウィルキー・コリンズ 二段組みハードカバーの本なんて久々に読みました。 ウィルキー・コリンズ傑作選〈第1巻〉バジル 作者: ウィルキーコリンズ,佐々木徹,Wilkie Collins,北川依子,宮川美佐子 出版社/メーカー: 臨川書店 発売…

女王ヴィクトリア2、第8話

夫アルバートと教育係レーゼンの確執 ヴィクトリアに黙って議会に足を運んだアルバートは、議会の人間たちから「王室の使い」呼ばわりされてしまいます。アルバートは英国王室においてとても立場が弱い存在なのだと痛感させられた瞬間でした。 換気と称して…